イギリスの治安総合ガイド

イギリス国旗
治安アドバイザー
口の開いたバッグはスリに狙われやすいので注意
イギリスの治安 危険ランク
総合危険度 rank3(3/5)
殺人・強盗 rank3(3/5)
スリ・詐欺 rank4(4/5)
ロンドン、グラスゴー、コヴェントリー rank4(4/5)
マンチェスター、リバプール、ブライトン、エディンバラ、リーズ、バーミンガム rank3(3/5)
イギリスは正式には「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という名前で、グレートブリテン島のイングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドという国の連合王国です。島国なので、ヨーロッパの大国でありながら移民の規制は比較的うまくできています。EU脱退を表明する前から域内の人の移動を保障する「シェンゲン協定」にイギリスは入っておらず、さらに毎年の難民受け入れ数もドイツ等よりかなり少ないです。

とはいえ、大英帝国時代の旧植民地であったインド系やパキスタン系、アラブ系、アフリカ系(ナイジェリアなど)のイギリス人もたくさんおり、旅行者からすると特に都市部は外国人だらけのように見えます。一方で、イギリスにはフランスやイタリア、スペインの大都市で見られるようなロマ(ジプシー)は少なく、従ってスリや置き引きなどの軽犯罪はそれらの国と比べると少なめで、総じて治安は良いと言えます。

編集部
  • 観光で注意すること
  • 犯罪事例:飲み物に睡眠薬が混入
  • お金・両替について
  • 買い物とチップ
  • 交通手段について
  • テロ
  • 地域別危険度まとめ

観光で注意すること

イギリスはフランスやイタリアと並ぶ観光国であると同時に、ビジネスや留学などで世界中から人が訪れています。いろいろな人の中には当然、不慣れな外国人を狙う人もおり、特に大都市で事件が報告されています。旅行中は気が大きくなるものですが、知らない人を簡単に信用しない、夜遅くに暗いところをうろうろしないなど、常識的な注意は常に必要です。

所持品では、日本で使っているような口の開いたバッグは隙だらけで、かつ他の人と違っているので目立ちますので良くありません。また、若者がプラダなどのブランド品を身に着けることもイギリスでは普通ではないので、避けた方が無難です。

犯罪事例:飲み物に睡眠薬が混入

ロンドン旅行中に知り合った同性のイギリス人と一緒にパブに行って飲んでいたら、突然意識がもうろうとしてきて眠ってしまった。起きた時には貴重品がなくなってしまっていた。

少しトイレに行っている間に、飲み物に睡眠薬を混ぜられた可能性が考えられます。上記は、飲んでいる途中ではなく一杯飲み終わったときにトイレに行くようにすれば防げたケース。または、パブではトイレに飲み物を持って行ってもよいです。

お金・両替について

イギリスのポンドは、日本国内で両替することができます。一般的に空港での交換レートは悪く、外貨両替ができる銀行や金券ショップの方が得です。現地の銀行は信頼できますが、表示されているレートでの両替とは別に手数料がかかることがあります(銀行によって違います)。

また、街中ではクレジットカードを使ってATMでキャッシングをすることもできます。ただしATMは操作が外国語なので、操作方法は事前に予習しておきましょう。

買い物とチップ

イギリスはカード社会なので、大半の場所でクレジットカードを使って買い物することができます。ただしJCBには対応していないところが多いため、ビザかマスターを持って行くことをおすすめします。

イギリスのチップは他のヨーロッパ諸国のように高めのお店で置く習慣がある以外に、隣国フランスと少し違って普通のレストラン等でも、サービス料(Service chargeまたはgratuity fee)が含まれていないことがあります。お勘定を見てサービス料が込みであればさらにチップをあげる必要はありません。その他には、一般的に良いサービスを受けたとき、またホテルやタクシーで荷物を運んでもらったりしたときには多少渡します。

交通手段について

旅行者が使用する国内の代表的な交通手段は、飛行機、鉄道、トラム(近距離用の電車)、バス、タクシー、レンタカーです。配車アプリではuber、mytaxi等があり、多少の英語が読めれば使えます。

長距離移動は飛行機、鉄道、バスがありますがどれも安全性の問題は特にありません。LCC(格安航空会社)ではライアンエアー(ryanair)、イージージェット(easyjet)等があります。また、ロンドンからフランスのパリまではユーロスター(鉄道)や長距離バスもあります。

国内の鉄道周遊は、ブリットレイルパスという乗り放題券があり、またヨーロッパ周遊のユーレイルパスも便利ですが、これらは現地に来る前に購入しておかないといけません。

テロ

今やヨーロッパのみならず世界中で起きているテロ。イギリスでは2005年のロンドン同時爆破事件以降、大規模な被害が出るテロ事件はありませんでしたが、2017年にロンドンやマンチェスター他で立て続けに複数のテロが発生、9月にはロンドン南西部の地下鉄駅で時限爆弾が一部爆発する事件もありました。これらの現場はロンドン橋やコンサート会場、駅などで人の多く集まる場所ばかりです。ですので、対策としては人の集まるところを避けるということに尽きます。

地域別危険度まとめ

危険度4 ロンドン、グラスゴー、コヴェントリー
危険度3 マンチェスター、リバプール、ブライトン、エディンバラ、リーズ、バーミンガム
危険度2 バース、ウィンチェスター、 ウィンザー、エクセター、オックスフォード、カンタベリー、ケンブリッジ、コベントリー、 サンダーランド、シェフィールド、チェルトナム、ニューキャッスル、ノッティンガム、ヘイスティングズ、ヨーク、ブリストル、レスター、ポーツマス

(参考):外務省 安全情報
犯罪地図:https://maps.met.police.uk/

編集部

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