

カンクンの治安 | 危険ランク |
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総合危険度 | ![]() |
セントロ(ダウンタウン) | ![]() |
ホテルゾーン | ![]() |
イスラ・ムヘーレス | ![]() |

- カンクンの現状について
- カンクン国際空港から市街への移動について
- 置き引き被害多発・犯罪事例
- 市内の移動について
- 観光地の治安・トラブル情報
- ダウンタウン【セントロ】の治安について
- カンクンから近郊の町への移動
- 移動中の犯罪事例
カンクンの現状について
ビーチリゾートとして70年代に政府主導で開発されたカンクンは、世界的な観光地として大成功しており、アメリカ人やカナダ人を中心に外国人観光客がひっきりなしに訪れています。同じビーチリゾートでもアカプルコとは全く違い、カンクンの治安はメキシコで一番良いと言ってよいぐらいです。特にホテルゾーンは半島部分と橋を隔てて仕切られており、夜間に歩いている人も多くいます。
カンクン国際空港から市街への移動について
カンクン国際空港から市街へは10kmほど離れています。直接ホテルへ向かう定額制のシャトルサービスのほかに、タクシー、乗り合いバンまたはADO(アデオ)社が運行するバスが出ています。ADOバスは一番経済的ですがカンクン市内のバスターミナルまでしか行きませんので、そこでさらに乗り換えることになります。
置き引き被害多発・犯罪事例
空港の中でチェックインのため列に並んでいる間に、目の前に置いていたカバンを盗まれてしまっていた。
カンクンでは置き引きなどの軽犯罪が最も遭遇する可能性が高い犯罪です。ホテルの部屋の中も清掃スタッフなどが出入りしますので貴重品の出しっ放しは良くありません。また、過去に窓やバルコニーのドアからメンテナンス業者が窃盗目的で侵入した例もありますので、自宅と同様、出かけるときは戸締りを忘れないようにしましょう。
市内の移動について
市内の主要エリアはバスが運行しています。特にホテルゾーンはバスは24時間運行しており夜に出かけた帰りなどに便利で、夜中でもホテル従業員など他の乗客が乗っているため利用しやすいです。
次にタクシーに関して、メキシコの他の都市と違ってカンクンではリブレ(流し)に普通に乗ることができます。さらに、カンクンではタクシー運転手は簡単の英語は理解します。
配車アプリ”uber”もカンクン市内で利用は可能ですが、まだまだ車数が少ないようです。
観光地の治安・トラブル情報
カンクンではビーチリゾートホテル内部に宿泊客専用のビーチがありますので、持ち物の盗難など心配することなく遊んでいられます。プライベートビーチではない一般客向けのトルトゥーガス・ビーチ(プラヤ・トルトゥーガス)等では、十分注意してください。
ホテルゾーン内のカンクン岬にはクラブが密集しているエリアがあり、夜もバスで通えます。ホテルゾーンでは、総じて安全性の心配はありません。また、海を隔てて30分の距離にあるイスラ・ムヘ―レス島でも治安はカンクン並みです。
ダウンタウン【セントロ】の治安について
次に、セントロと呼ばれるダウンタウンについてですが、ホテルゾーンに近い方が安全と言われています。ダウンタウンは以前は外国人観光客もたくさん訪れていましたが最近はあまり見かけなくなりました。メキシコの他都市と比べて治安が悪いわけではありませんが、ホテルゾーンと比べると治安に関して見劣りします。
セントロのトラブル事例
セントロのコーラルネグロ・フリーマーケットで買い物をしていたら、英語でマリファナを買わないかとしつこく勧誘された。
これは2011年頃の情報です。この方は気分を害しただけで何事もなかったのですが、それ以降このマーケットには二度と近寄らなくなったそうです。
カンクンから近郊の町への移動
カンクン郊外にはビーチリゾートであるリビエラマヤ、コスメル島があります。またカンクンから40km離れたところにはプラヤ・デル・カルメンという町もあり、カンクンほど洗練されてはいませんが同じくビーチがあるところです。マヤ遺跡であるコバ遺跡、トゥルム遺跡、さらにユカタン半島特有のカルスト地形による神秘的なグラン・セノーテなど、カンクンからのツアー以外に長距離バスや乗り合いバンで行くことができます。
移動中の犯罪事例
2016年10月に、カンクン国際空港から送迎バンに乗って、自身が居を構える郊外のメリダ方面に向かっていたカナダ人の世界的フォトジャーナリストのバーバラ・マクラッチー・アンドリュースが運転手に殺害される事件が起きました。金銭目的の強盗殺人とされています。
エリア別・危険度まとめ
- 危険度2 ホテルゾーン、イスラ・ムヘーレス
- 危険度3 セントロ(ダウンタウン)