

クスコの治安 | 危険ランク |
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総合危険度 | ![]() |
バラティーヨ市場、サンペドロ市場 | ![]() |
アルマス広場 | ![]() |
サンフランシスコ広場 | ![]() |
ベレン通り | ![]() |

- クスコの概要と注意事項
- 高山病になりやすい町
- アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港からのからの移動について
- 市内の移動のポイント
- 観光で注意すること
- 首絞め強盗・犯罪事例
- ケチャップ強盗・犯罪事例
- マチュピチュへの移動について
- エリア別・危険度まとめ
クスコの概要と注意事項
マチュピチュ観光の中継点であり、街自体が世界遺産にもなっている古都クスコは、人口約35万のこじんまりとした町で、総じて治安は良いです。ただ、標高が3,500mと富士山山頂並みに高く、到着した途端に高山病にかかる人も少なくありません。それでなくとも、空気が薄いので坂道を少し上るだけで簡単に息が切れます。心配な場合、高度が一気に上がるのを防ぐため、クスコに来る途中に少し低いところにあるアレキパを経由するルートを選択するのもよいでしょう。
高山病になりやすい町
高山病は2,500m以上の地点でかかると言われており、また高齢者では2,000mあたりから症状が出る場合があります。空気中の酸素が少ないのが原因で、頭痛や吐き気などがします。一番の解決策は高度を下げることですので、標高2,400m程度であるマチュピチュまで早いこと行ってしまうのが良いでしょう。
なお、高山病になるような高さの町は主に南米に集中しており、クスコのほかには、ベネズエラの首都カラカス、エクアドルの首都キト、ボリビアの首都ラパスがあります。
高山病にはコカの葉が効く
高山病対策の方法がいくつかある中で、ペルー、ボリビア、エクアドルなどのアンデス諸国ではコカの葉のお茶やキャンディがお店で売っています。コカインの原料となるコカですが、その葉自体はこれらの国では合法。ただし日本国内への持ち込みは禁止されていますので、お土産には不適です。
出典:外務省・安全対策ページ
アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港からのからの移動について
クスコのアレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港からの市街へは、4kmしか離れていませんが、タクシーで行くのが一般的です。その他にバス(バン)もあるものの、荷物のある外国人はほとんど利用しません。タクシーは空港を出たところで勢いよく客引きをしています。料金は交渉制で、不慣れだと見るとふっかけてくるドライバーもいますので事前に相場を調べておいた方がよいです。
市内の移動のポイント
市内の主要エリアはバスが運行していますが、一般的に観光客はタクシーを使います。クスコのタクシーは、流しのタクシーとラジオタクシーがあり、その他に白タクもあります間違えないようにしてください。配車アプリは”easy taxi”が使えます。”cabify”は参入準備中とのことです。
観光で注意すること
クスコは大都市ではないので犯罪も比較的少ないですが、外国人観光客を狙ったスリ・ひったくりなどは南米なのでやはりあります。さらに、タクシー内での強盗や、クスコでよく報告されている手口がいくつかあります。
首絞め強盗・犯罪事例
バラティーヨ市場のそばを歩いていたとき、とつぜん何者かに首を絞められ、倒された。とっさに何か叫ぼうとしたが、喉が閉まって声が出ない。さらに、何人かが両手両足を押さえつけたかと思うと、素早くサイドバッグを引きちぎって全員逃げて行った。
周辺には人がいたが、犯行中は誰も助けてくれなかったそうです。このように首絞め強盗は、誰もいない細い道だけでなく、大通りのすぐ脇でも起こりえます。また、気を失わせてから貴重品を奪うこともあります。通常、一人歩きの旅行者が狙われますから、一人旅の方はクスコでは特に警戒してください。
ケチャップ強盗・犯罪事例
ベレン通りでおばさんに声をかけられ、ジェスチャー付きで「背後に何かがついている」と言われた。見ると、たしかに何かシャンプーのような液体がついている。おばさんは続いて「上から降ってきたんだよ」というような仕草をしている。指さす方を見るため上を向いたとき、何人かが妙に体をこすりつけてきているのに気付いた。
一人が注意をそらしている間に他の物がスリをはたらく、というのが基本的なカラクリのいわゆる「ケチャップ強盗」は、数人のグループで犯行に及ぶことが比較的多いようです。何かをかけられたと思ったら、声をかけてくる人は無視して所持品をガードしながらすぐにお店の中など安全な場所まで移動してください。
マチュピチュへの移動について
クスコからマチュピチュ村(アグアスカリエンテス村)へ行くにはバスと列車を乗り継ぐか、列車で直行するかのふた通りの方法があります。ペルーレイル社のチケットはクスコ市内の駅で購入できる他、オンラインでも予約できます。また、インカレイル社の便も、少数ですがあります。この他、ペルーレイルはチチカカ湖畔の町プーノへも出ており、長距離バス以外の選択肢を提供しています。
ところで、マチュピチュに通じるアグアスカリエンテス付近は、年末あたりに集中豪雨で不通になることがあり、列車の運行見合わせもあり得ます。最近では、2010年1月の集中豪雨による土砂崩れで鉄道が寸断され、孤立した観光客1900名がヘリコプター等で救出されるということもありました。その際、しばらくの間マチュピチュは立ち入り禁止になりました。
エリア別・危険度まとめ
危険度2 アルマス広場、サンフランシスコ広場
危険度3 バラティーヨ市場、サンペドロ市場
危険度4 ベレン通り
