チェコの治安総合ガイド

チェコの国旗
治安アドバイザー
治安はヨーロッパの中でも良好。スリや詐欺に注意。
チェコの治安 危険ランク
総合危険度 rank3(3/5)
殺人・強盗 rank2(2/5)
スリ・詐欺 rank3(3/5)
プラハ rank3(3/5)
チェスキー・クルムロフ、テルチ、ブルノ 、コリーン、クトナーホラ rank2(2/5)
ヨーロッパ先進諸国で大規模テロ事件が頻繁に起きる中、同じヨーロッパ内でも東欧諸国は移民・難民は少なめで、実際に目立ったテロ事件も起きていません。中でもチェコは、2004年にEUに加入してから経済成長も著しく、今では先進国と呼ばれることもあります。経済の上昇に伴って一般的な治安も改善されており、訪れる観光客も増え続けています。
編集部
  • 観光で注意すること
  • 犯罪事例・カレル橋のスリ
  • お金(両替とクレジットカード)
  • 犯罪事例・両替詐欺1
  • 犯罪事例・両替詐欺2
  • 買い物について
  • 交通手段について
  • 地域別危険度まとめ

観光で注意すること

チェコ国内には、観光するのに危険地帯はありません。多くの観光客はプラハを中心に、地方にも足を伸ばしています。観光客が犯罪被害に遭うのは大半が首都プラハで、他のヨーロッパ諸国の首都と同じようにスリ・置き引きに注意が必要です。一方、チェコの地方都市はとても落ち着いています。

また、最近では若い人を中心に英語がかなり通じるようになってきています。

犯罪事例・カレル橋のスリ

プラハ観光でカレル橋を訪れたとき、橋の両サイドにある露店に陳列してある品物を眺めながら歩いていたら、いつの間にか背負っていたリュックから財布がなくなっていた。

注意が散漫になっているときは、プロのスリにとっては盗んでくれと言っているようなものです。特に人込みの中では、たとえすられたことにすぐ気づいたとしても、犯人が誰かすらわかりません。カレル橋には何十体の聖者像や、似顔絵描き、路上演奏といったストリートパフォーマンスも盛んで楽しいのですが、被害に遭わないためには警戒を怠らないことが重要です。

また、残念ながら犯罪に巻き込まれてしまった後、警察に被害届を出しに行っても担当官にはあまり好ましい対応が期待できません。中には「身体が無事なんだから、スリぐらいで済んでよかったじゃないか」と言ってのける警察官までいます。このように犯罪被害に遭った上、嫌な思いを二重にしてしまうことにもなりかねませんので、やはりまず予防をこころがけましょう。

お金(両替とクレジットカード)

チェコはEU加盟国ですが、通貨はコルナです。観光地ではユーロが使えるところもあります。コルナに両替可能な場所は両替所の他に、銀行、ホテル、空港などですが、基本的にどこも手数料が必要です。チェコでは両替にかかわるトラブルが多数報告されていますので、レート面、日本円の両替にも対応しているといった面、そして安全面を総合的に判断すると、コルナへの両替は銀行が無難です。街中で声をかけてくる闇両替屋は無視しましょう。

また、街中ではクレジットカードを使ってATMでキャッシングをすることもできます。ただしATMは操作が外国語なので、操作方法は事前に予習しておきましょう。

犯罪事例・両替詐欺1

電車でチェコに入国し、プラハ駅に到着してすぐ両替屋に声をかけられ、悪くないレートだったのでお金を換えた。さっそくお店で使おうとしたところ、実は両替したお金はコルナではなく同じ額面が価値はとんでもなく低いベラルーシ紙幣だった。

チェコに限らず、向こうから声をかけてくるような闇両替商は無視すべきです。

犯罪事例・両替詐欺2

プラハ市中のオールドタウンスクエアの両替所で両替をしたところ、店頭の電光掲示板に書かれているのとは相当違うレートで換金されていた。サインをしたあとに気づきクレームを入れたが、「もうキャンセルできない」の一点張りで泣き寝入りするしかなく、悔しい思いをした。

チェコではほかにも法外な手数料をとる両替所、レシートの額よりも少ない額を(抜き取って)渡す手口もあるので、ちゃんと数えて確認してからサインしないと損をする可能性があります。

買い物について

チェコはカード社会なので、大半の場所でクレジットカードを使って買い物することができます。ただしJCBには対応していないところが多いため、ビザかマスターを持って行くことをおすすめします。

チェコのチップは他のヨーロッパ諸国のように高めのお店で置く習慣がある程度のものです。たいていのレストラン等ではサービス料が込みになっていて、さらにチップをあげる必要はありません。その他には、一般的に良いサービスを受けたとき、またホテルやタクシーで荷物を運んでもらったりしたときには多少渡します。

交通手段について

旅行者が使用する国内の代表的な交通手段は、飛行機、鉄道、トラム(近距離用の電車)、バス、タクシー、レンタカーになります。プラハに関しては残念ながらタクシーのぼったくりが有名なので、配車アプリのuberを使った方が比較的安心です。地元の会社ではAAA taxi等が評判がいい方ですが、ぼったくりがないわけではありません。

長距離移動は飛行機、鉄道、バスがありますがどれも安全性の問題は特にありません。LCC(格安航空会社)ではライアンエアー(ryanair)、イージージェット(easyjet)等があります。

国内の鉄道周遊は、ユーレイルチェコパスという乗り放題券があり、またヨーロッパ周遊のユーレイルパスも便利ですが、これらは現地に来る前に購入しておかないといけません。

地域別危険度まとめ

危険度3 プラハ
危険度2 チェスキー・クルムロフ、テルチ、ブルノ 、コリーン、クトナーホラ

(参考):外務省 安全情報

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