

グアムの治安 | 危険ランク |
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総合危険度 | ![]() |
殺人・強盗 | ![]() |
スリ・詐欺 | ![]() |
タムニング、ハガニャ | ![]() |
タモン | ![]() |
デデド | ![]() |

- グアムの治安と犯罪事例について
- グアムの犯罪事例・無差別殺人事件
- 観光の際に注意すること
- 拳銃強盗の事例
- ナンパのトラブル
- 置き引きに注意
- 両替とクレジットカードについて
- 買い物とチップについて
- カード決済でチップを払う方法
- 交通手段について
- 正規のタクシーと白タクについて
- 勧誘とボッタクリ被害
- レンタカーを借りるなら保険の確認と車上荒らしに注意
- レンタカーで交通事故・トラブル事例
- レンタカーの不当な請求
- 空港からの移動
- グアムのエリア別危険度まとめ
グアムの治安概要
アメリカ領マリアナ諸島の準州であるグアムは、ハワイと並び新婚旅行や社員旅行、卒業旅行先として日本人の定番です。外国人観光客の大半を日本人が占めることから、現地では日本語がよく通じます。最近は、日本人訪問客は少しずつ減っており代わりに韓国人観光客が急増しています。治安については、2013年に起きた痛ましい事件の記憶がまだ新しいですが、日常的には平和な島といえます。
グアムの犯罪事例・無差別殺人事件
2013年、タモンのショッピングモール前に男が突然車で突っ込んできた上に、車から降りナイフで10名以上の不特定多数を襲った事件。日本人3名が亡くなった。
犯行は人種差別的な理由ではなく、恋愛を含む日々の生活のストレスと、日常的に薬物を使用していたことが背景にあったとされています。この事件の犯人には2014年に、グアムでは最も重い仮釈放なしの終身刑の判決が下されました。
観光の際に注意すること
グアム観光のツアーでは、繁華街のタモン(トゥモン)付近に宿泊しながら拠点にビーチやウォーターパーク、マリンパークなどを訪れるのが定番です。タモンでは旅慣れていない日本人観光客を狙うスリや置き引きもいますので、カバンの口を開けたまま歩いたりするのは良くありません。また、日本と違って深夜に徒歩でうろうろするのも危険です。外国にいる、ということを忘れないでください。
拳銃強盗の事例
デデドにある恋人岬のトイレの中で、日中に拳銃強盗にあった。
抵抗しなかったのでケガはなかったが、貴重品はカバンごと盗られてしまったとのことです。人気のないところは特に警戒が必要です。
ナンパのトラブル
女二人でタモンビーチに遊びに行ったところ、ライフセーバーからしつこく言い寄られ、怖い思いをした。
南国気質の現地人はフレンドリーな反面、中には仕事中でもおかまいなしに女性に連絡先を聞いたりすることがよくあります。はっきり断ることに慣れていないと勇気が必要かもしれませんが、興味がない場合はきちんと意思表示をしてください。
グアムのビーチはタモンビーチ、ココパームビーチ、リティディアンビーチ、イパオビーチなどが有名ですが、島自体がサンゴ礁に囲まれていることから海岸にも死んだサンゴのかけらが落ちていて、裸足で歩くとケガをする可能性が高いのでサンダルが必須です。
置き引きに注意
タモンビーチに友人と行って、浜辺にカメラの入ったポーチを置いて海に入った。泳いでいる間も遠くへは行かずにポーチをずっと見ていたつもりだったが、気づいたときにはもうなくなっていた。
ビーチではいつも置き引き常習犯が機会をうかがっている、と考えておいた方がよいでしょう。防水のアームバンドに少額紙幣やスマホを入れておくこともできます。いずれにせよ、持ち込みは最小限にしておくべきです。
両替とクレジットカードについて
グアムはアメリカ領で、通貨は米ドルです。一般的に、現地よりも日本で両替していった方が有利な場合が多いです。また、多くの店でクレジットカードが使用できますので必要以上の両替は不要です。
買い物とチップについて
グアムは日本人の多い観光地ですので、JCBカードも問題なく使うことができます。普段あまりカードを利用しない人は、出発前に一日の限度額を確認しておくことをおすすめします。
次に、グアムはアメリカですのでチップの習慣があります。ただし、レストランなどで会計時に既にサービス料が含まれている場合はわざわざ払う必要はありませんので、請求書を見て確認しましょう。チップは、たいていチップ用の箱がありますので、そこに入れます。
カード決済でチップを払う方法
カード決済時に、レシートの「TIP」の項目にチップの額を記入、合計額に「代金+チップ代」の合計を書くことで、チップも同時にカードで支払うことができます。もしTIP欄が空欄だと、店員が勝手に適当な金額を記入することができるので、「$0-」(最後のダッシュを忘れずに!)と書くことで不正な改ざんを予防します。
交通手段とトラブル
グアム島内では、シャトルバス、タクシーまたはレンタカーでの移動になります。
路線バスには各旅行会社がツアー客向けに運行しているもの(HISが運営するレアレアトロリー(旧シエナトロリー)やJCBのコンチャバス)と、一般客が乗れるもの(赤いシャトルバス、タモンサンズプラザの無料シャトルバス、あどTギャラリア(DFS)からホテルへの無料ショッピングシャトルバスなど)があります。レストランでも、予約客向けに無料送迎サービスを行っているところが多くあります。このうち、赤いシャトルバスは有料で、乗車する度に料金を払う一回券のほかに、乗り放題チケットなどがあります。
正規のタクシーと白タクについて
次にタクシーですが、グアムには正規のタクシーと、違法に営業しているいわゆる白タクの2種類があります。正規のタクシーはホテルやお店に呼んでもらえ、その際に迎車の追加料金はありません。配車アプリはグアムだけで使える”stroll”というアプリがあります。業界大手の”Uber”などは、市場規模が小さいため参入を見送っています。
正規のタクシーの見分け方は、まずナンバープレートに”TXI”と記載されており、続いて「Tナンバー」と呼ばれるタクシーの識別番号が乗っています。この識別番号は何かトラブルがあった際に当局に通報したりするのに必要ですので、乗車時にメモしておくと便利です。
さらに、正規のタクシーには必ず料金メーターがついており、メーター改造を防止するために点検済みシールで封をしてあります。正規のタクシーではメーターに表示されている額が料金ですが、大型荷物を載せる場合にはひとつ1ドル程度の追加料金が発生します。
勧誘とボッタクリ被害
ホテルで呼んでもらったタクシーの運転手が、「いいレストランを知っている」というので連れて行ってもらったところ、まずくて高いとんでもない店だった。
タクシー会社を問わず、運転手によっては大人しそうな日本人を狙ってボッタクリをしようとする輩もいます。紹介料がもらえるレストランやガンシューティング店への勧誘をしたり、悪質なケースではメーターを倒さずに走り出したりすることもありますので、「メーターを使ってください」などと意見をはっきりと伝えてください。何かあったら、他の観光客のためにも、ホテルや当局に苦情を申し立てましょう。
レンタカーを借りるなら保険の確認と車上荒らしに注意
最後にレンタカーですが、グアム到着後30日間までは日本の免許証で運転できます。レンタカーだけでなくバイクをレンタルしてツーリングすることもできます。いろいろな会社があり値段もさまざまですが、保険のカバー範囲と、事故などがあった際に日本語対応できるスタッフがいるかなどが大きな違いになります。グアムでは稀に車上荒らしが報告されていますので、車内に貴重品を置いたままにしないことはもちろん、借りる際に保険が車のガラスの破損などにも対応しているかどうか確認した方が良いです。
レンタカーで交通事故・トラブル事例
レンタカーを借りてドライブしている際、赤信号で止まったところ、後続の車が止まらず軽く追突してきた。
気を付けていても交通事故が起きることは、残念ながらあります。アメリカでは、交通事故があったら警察が来るまで現場から離れてはいけません。また、安全のため、車から降りずにその場で待機した方がよいです。そして一般的に、もし相手と話す機会があったとても、相手は誤ってきませんし、こちらも不利になるような”sorry”などの発言は一切すべきではありません。冷静に事務的に対応するのが吉です。
レンタカーの不当な請求
グアム旅行から帰ってきたある日、レンタカー会社がクレジットカードに数十万円の超過料金の請求をしているとの連絡があった。なお、返却時は、エクスプレスリターン(Eリターン)で返したので立ち会いではなかった。
便利なサービスもトラブルの元になってしまっては、せっかくの思い出が台無しになってしまいかねません。借りる際に信頼できる会社を選ぶのはもちろん、なるべく補償範囲の広い保険に入っておくことや、予防のため電話口での会話を録音したりといった証拠作りをしておくとかなりのトラブルは防ぐことができます。そして、不当な請求があった場合には引き落とし前にカード会社に連絡して差し止めるようにしますが、場合によっては粘り強い交渉が必要になります。
空港からの移動
グアム国際空港から市街へは、ホテルの送迎がない場合はタクシーでの移動になります。
グアムのエリア別危険度まとめ
危険度2 | タムニング、ハガニャ |
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危険度3: | タモン |
危険度4: | デデド |
(参考)外務省・海外安全ホームページ