インドの治安総合ガイド

インド国旗

治安アドバイザー
不思議な魅力のある国インド。しかし、治安はあまり良くありません。特に女性は注意が必要です。
インドの治安 危険ランク
総合危険度 rank4(4/5)
殺人・強盗 rank4(4/5)
スリ・詐欺 rank4(4/5)
デリー、ムンバイ(ボンベイ) rank5(5/5)
コルカタ(カルカッタ)、チェンナイ(マドラス)、バラナシ、 ブッダガヤ rank4(4/5)
アグラ、ジャイプール、リシケシュ、ベンガルール(バンガロール) rank3(3/5)
編集部
  • 観光で注意すること
  • トラブル事例・町でつきまとわれる
  • 監禁・犯罪事例
  • お金・両替で注意すること
  • 買い物・ショッピングは交渉ありき
  • 地下鉄やタクシーを利用するなら知っておくこと
  • オートリクシャーでの詐欺事例
  • 観光客がインドで発症しやすい感染症
  • 陸路で国境越えをするなら
  • テロについて
  • 都市別危険ランキングまとめ
決して初級者向けではないのにバックパッカーが注目せざるを得ない魅力とスリルがたくさんあり、体験したくなる国がインドです。現地で多少のボッタクリなどに遭う程度は「洗礼を受ける」と表現される程度に、外国人狙いの詐欺などは日常茶飯事です。中でも毅然とした態度を示せない人が多いことで知られる日本人は標的にされやすく、一人旅かグループかを問わず被害事例は昔から無数にあります。

また、凶悪犯罪では近年毎年のように邦人女性旅行者のレイプ事件が起きていることも記憶に留めておきたいところです。詐欺にしろぼったくりにしろ、しつこく強引な手口がインドの特徴です。

最近では旅行者だけでなく、特にIT等の産業を基軸に経済が順調なため、出張や駐在のために訪れる日本人も増えています。仕事が目的の人は、体調管理もより重要になってきますので、庶民が日常的に飲食するものとは適度な距離感を保つことでリスクを減らしましょう。

観光で注意すること

インドは広大なので、限られた日数で旅行するには余裕を持ったスケジュールを組む必要があります。陸路の移動は経済的な反面、長距離移動中の寝ている間に物を盗られたりするリスクは増えてしまいます。時間的・金銭的に削り過ぎて無理をすれば、その分だけ事故・事件にも遭いやすくなりますので、バランスを考慮することが大事です。「お金で安全を買う」という発想は移動だけでなく宿泊に関しても言え、少なくとも一泊目のホテルだけでも事前に予約しておけば無用なトラブルを回避するのに役立ちます。

トラブル事例・町でつきまとわれる

デリーのメインバザールで、日本語で話しかけられた。あやしいと思ったので無視しようとしたが、ずっとつきまとわれて困った。

相手はプロですから、多少の無視は効果がありません。知らない人だからといって敬意を払う必要はなく、完全に無視するか怒鳴るくらいの気迫で「ノー」と言いましょう。少しぐらい失礼な態度で接しても、インドでは人がいる通りでいきなりなぐりかかってくることは通常ありません。

外国人観光客が集まる観光地や大都市では、インド中から外国人狙いの詐欺師やボッタクリ師が集まってきています。町で向こうから話しかけて来る人は全員悪者だと思うぐらいが丁度いいです。

最後に、インドは外国人だけでなく女性への性犯罪が社会問題になっています。日本人女性についても、毎年のように強姦事件が報告されています。

監禁・犯罪事例

2014年11月、コルカタで日本人女性が観光ガイドを装った男をはじめとする5人から約1か月にわたって監禁され、暴行を受け続けた上、約14万円を奪われた。

この事件は被害者が生き残って届け出ができたために犯人逮捕に至りましたが、このような事例は氷山の一角にしか過ぎません。

お金・両替で注意すること

インドルピーへの両替はインド国内でしかできません。大きめの都市では日本円からの両替ができます。それ以外の場所で両替したい場合、米ドルかユーロを準備していくのが無難です。両替自体は空港や街中の両替屋でもできますが、ゲストハウスやホテル等の宿泊施設で行うのが一番安心です。レートが若干いいかどうかよりも、だまされないかどうか注意してください。

なお、インド政府は2016年11月に高額紙幣(500ルピーと1000ルピー紙幣)を廃止しました。もし両替屋がそれらの紙幣を渡そうとしたら断固拒否し、他の両替屋を探しましょう。

街中ではクレジットカードを使ってATMでキャッシングをすることもでき、たしかに経済的なのですが、いくつかの点で注意が必要です。まず、一度に引き出せる額に上限があります(一万ルピー程度)。何度かに分けるとそれだけ手数料がかかることになります。また、インドのATMは、端末の利用手数料も多少かかります。

次に、確率的には少ないものの、ATMでのスキミングが報告されています。不用意にカードを使っていると後で面倒なことになる可能性もありますので、心配な方は出発前に旅行用口座を作っておくか、またはVISAやマスターカードなどでデビットカードやプリペイドカードを作るという方法でもリスクヘッジができます。

買い物・ショッピングは交渉ありき

インドでは10倍ふっかけられることも珍しくありません。とにかくしつこくてウザいのがインド流ですので、覚悟を決めて交渉しましょう。外国人が地元の値段で買い物ができるというのはかなり難しいですので、スムーズな旅行のためには多少上乗せされていても妥協できるところで手打ちにする、というのが賢い選択です。

事例) 宝石詐欺
宝石詐欺について

地下鉄やタクシーを利用するなら知っておくこと

デリーやコルカタをはじめ大都市には地下鉄(メトロ)もあり、乗り方は日本の電車と基本的に同じです。バスは慣れてからでないと上手に使うのは難しいところがあります。タクシーを使う際は、流しのタクシーはないのでホテルから電話で呼ぶか、タクシースタンドにいるものをつかまえることになります。料金はメーター制ですが、距離に応じた追加料金などがあります。大都市では最近、セキュリティ面の充実を謳い文句にした配車アプリが隆盛で、”uber”と”ola cab”がその筆頭です。いずれにせよ、夜間の移動は極力避けましょう。

他に、近距離用の乗り物としてオートリキシャ(三輪タクシー)、人力リキシャがあります。本来はメーター制ですが、外国人には交渉制です。基本は宿泊先などで相場を確認してから乗るようにしないとぼったくられる確率が高いです。

オートリクシャーでの詐欺事例

ムンバイで友人とオートリキシャに乗ったが、事前に料金を確かめて乗ったにもかかわらず、到着してから「それは一人あたりの値段だ」と言いはじめ、こちらが言い返すとすごい剣幕で怒鳴ってきた。

このような強引な手口は日常茶飯事です。他には、ガソリン代は別と言ったり、はじめに合意した額をまったく無視して勝手な料金を提示してきたりします。相手が怒っても動じず、毅然とした態度で対応しましょう。

最後に、国内の長距離移動の手段としては、飛行機に加え鉄道、長距離バスがあります。LCC(格安航空会社では、IndiGo, Jet airways, Go Air等)。国鉄はIRCTCで、英語になりますがウェブサイトで予約ができます。一般的に、鉄道は安いクラスほど盗難のリスクが上がります。また、長距離バスは特に僻地では乗り心地が悪い場合が多いです。

豆知識)バスで一番安全な席
長距離バスに乗る際、構造上一番頑丈なのは後方タイヤの上の席です。また運転手とは反対側の方が生存率が高いと言われています。

観光客がインドで発症しやすい感染症

感染症の中でも危険なもの(狂犬病や破傷風、肝炎など)は、本来であれば日本にいる間に予防接種を複数回受けておくべきです。ただし、インドで旅行を台無しにしていまう感染症のひとつアメーバ赤痢は予防接種が存在せず、発症すると血便が出て、移動が不可能になるぐらいの下痢を伴うだけでなく、放置すると肝膿瘍などに発展し治療が長引くこともあります。アメーバ赤痢は、十分に加熱処理されていない食べ物から感染します。

さらに一番怖いのが、発病したら100%死亡する「狂犬病」。狂犬病の予防接種はたとえ事前に受けていても、動物に噛まれた後にはすぐ(24時間以内)に第一回目のワクチンを打たなければなりません。その後も複数回接種する必要があります。野良犬からは十分な距離をとり、あるいは犬がいるところをどうしても通らなくてはならない場合、棒などで威嚇できるように準備しておきましょう。

陸路で国境越えをするなら

インド北部の国境に近いカシミール地域は紛争地帯で、非常に危険ですので行かないでください。ネパールとのスノウリ国境、バングラデシュとは複数の国境が開いており、また、パキスタンとの唯一の国境であるワガは、毎日夕方に有名なフラッグセレモニーによって閉じられます。

隣国に陸路で国境へ入る際、バスが国境まで行かない場合があります。たいていは1キロ未満の距離なので徒歩でイミグレの建物までたどり着くことができますが、リキシャなどで行くと速いです。イミグレでは、少額の賄賂を要求されることがありますが、本来は支払う必要がありません。

なお、イミグレ職員でない人が建物の外でパスポートを見せるよう要求してきたり、国境からのバスに車掌のふりをしてお金を集める人もいます。あやしい人には気を付けましょう。

テロについて

北部カシミールや中部をはじめ、散発的にテロが起きています。最近の主な事件は下記のとおりです。

  • 2010年2月プネで爆弾テロ(17人死亡,約60人負傷)
  • 2010年12月バラナシで爆弾テロ(1人死亡,37人(日本人2人を含む)負傷)
  • 2011年7月ムンバイで連続爆弾テロ(27人死亡,約130人負傷)
  • 2011年9月デリーの高等裁判所前で爆弾テロ(15人死亡,約70人負傷)
  • 2014年5月チェンナイで爆発事件(1人死亡,約10人負傷)
  • 2014年12月バンガロールで爆発事件(1人死亡,1人負傷)

都市別危険ランキングまとめ

危険度5 デリー、ムンバイ(ボンベイ)
危険度4 コルカタ(カルカッタ)、チェンナイ(マドラス)、バラナシ、 ブッダガヤ
危険度3 アグラ、ジャイプール、リシケシュ、バンガロール(ベンガルール)、ゴア

【参考】外務省・インド

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA