

インドネシアの治安 | 危険ランク |
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ジャカルタ | ![]() |
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- インドネシアの治安と危険情報
- インドネシアの宗教について知っておくこと
- 市内の移動で注意したいこと
- タクシーでのトラブル事例
- インドネシアルピアを両替するときの注意点
- 非正規の両替屋の犯罪
- 買い物・ショッピング中のトラブル
インドネシアの治安と危険情報
世界人口第4位のインドネシアがアセアン随一の大国で、ASEAN本部もジャカルタにあることはあまり知られていないかもしれません。さらに知られていないことには、インドネシアは年間の人口当たり殺人件数が先進国並みに低いのです。この広大で、自然はもちろん文化の多様性も世界有数な国は、長年の統合政策の成果が経済や治安に顕著にあらわれています。
とはいえ、国内のテロ組織はまだ壊滅するには至っていません。日常生活は支障ないものの、2000年以降も数年に一度はテロ事件が起こっており、最近では2016年1月には首都ジャカルタのオフィス街で爆発テロがあり、インドネシア人4名が犠牲になったことは記憶に新しいところです。
インドネシアの宗教について知っておくこと
旅行中、安全に過ごすためには当然の心得として、その国の宗教や文化をリスペクトする、ということがあります。しかし、イスラム教に理解のある日本人は少なく、何をしてはいけないのか、わからない人が大半だと思います。
結論から言うと、インドネシアを旅行する人で宗教関連のトラブルをおこす人はほぼ皆無です。というのも、イスラム教徒絶対数では世界一でありながら、インドネシアのイスラム教は戒律的にかなり緩やかだからです。たとえば女性のスカーフ(ヒジャブといいます)ひとつとっても、成人のイスラム教徒女性でも必ずしも着用しているわけではないのです。この点は隣国のマレーシアとは全然違うところです。
その上、インドネシアはその他の宗教に対して寛容です。ヒンドゥー教の地であるバリ島は世界的観光地としてインドネシアの代表的存在ですし、ジャカルタ中心部のモナスには多文化共生の象徴として国内最大のモスクとカトリック大聖堂が向かい合って建てられており、観光客も両方の中を見学することが入ることができます。
市内の移動で注意したいポイント
主要都市での観光客の市内移動については、タクシー利用が最も一般的です。複数あるタクシー会社の中でも「ブルーバード」または同社の上位サービスである「シルバーバード」が一番セキュリティがしっかりしているとされています。
最近では、主要都市で配車アプリ”uber”と”grabtaxi”、国産の”go car”の3社が人気を集めており、地元の人にはそれぞれのバイクタクシー版サービスも愛用されています。
タクシーでのトラブル事例
タクシーを探していたところ、荷物を勝手に運んで車に入れた挙句、チップを要求された。
これはお金の問題というより、気持ちの問題です。相手のペースに引きずられやすい人は、他のもっと大きなトラブルに遭う可能性があり、そちらも心配です。断固とした意志を持って荷物を運ばれる前に「ノーと言える日本人」になりましょう。
タクシーでのトラブル事例・パート2
タクシーに乗ったところ、わざと回り道をされた。
流しのタクシーに乗って自分が知らない道を走る場合、これは避けようがないです。配車アプリを使用するのが得策です。
インドネシアルピアを両替するときの注意点
一般的にマイナー通貨への両替は現地で行った方が得で、インドネシアルピアも例外ではありません。市中の両替屋が一番レートがいいのですが、ときおり悪質な業者も見られるので用心してください。
また、インドネシアルピアはケタ数が非常に多く数えにくいので気を付けましょう。
非正規の両替屋の犯罪
バリ島で、闇(非正規)の業者で両替をしたら騙された。
正規の両替屋より少し高めのレートだったので利用したそうですが、その場で数えたにもかかわらず家に帰って確認したところ何パーセント分か足りなかったそうです。目の届かないところで細工したのか明らかではありませんが、紙幣の枚数が多くなりかさばることを悪用した手口と見て間違いないでしょう。
買い物・ショッピング中のトラブル
ちゃんとしたお店では定価があるので問題ないですが、露店や土産物屋などでは外国人価格をふっかけられることは日常的にあります。言い値で払っても大したことはありませんが、フェアじゃないと不快に感じる人は値段交渉をしてください。何軒かの店で少し大胆な価格を提示してみれば、大体の相場がわかってきます。