

ジャマイカの治安 | 危険ランク |
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総合危険度 | ![]() |
殺人・強盗 | ![]() |
スリ・詐欺 | ![]() |
キングストン | ![]() |
モンテゴベイ | ![]() |

- ジャマイカの現状と犯罪について
- 自称警官に脅される・犯罪事例
- 観光で注意すること
- 観光案内詐欺・トラブル事例
- お金の取り扱い・クレジットカード
- キングストンの治安について
- キングストンのエリア別危険度
- モンテゴベイの治安について
- モンテゴベイのエリア別危険度
ジャマイカの現状と犯罪について
レゲエの聖地としてカリブ海諸国の中で一、二を争うほどに有名なジャマイカですが、実際にこの地を訪れる日本人は現在では少なく、年間2千人程度しかいません。
原因のひとつは音楽以外の見どころの少なさにありますが、それに加えて安全面での不安材料、とりわけ巷に大麻が蔓延していることがあります。ボブ・マーリーも愛した大麻(ガンジャ)ですが、合法的に所持・使用するには一定の条件を満たしていることが必要ですので、外国人観光客が路上で入手することは違法です。「もう合法になった」と言いながら外国人に売りつけようとする人がたくさんいますが、はっきりと断り続けてください。
自称警官に脅される・犯罪事例
街中で「ガンジャはどうだ?」とすすめられ、興味本位で買ったところに自称警察官が現れ、逮捕されたくなければ金を出せ、と脅された。
ジャマイカでは大麻が2015年に限定的に合法化されましたが、自由売買が認められているわけではありません。また、国外に薬物を持ち出させるため、観光客に接近して取り入った上で、帰国時に「日本にいる友人に届けてくれ」などと言ってお土産を託そうとしたりする可能性があります。重罪になりかねませんので、運び屋になるのは絶対に避けてください。
観光で注意すること
街中の外国人観光客は多くないため、日本人がいれば嫌でも目立ってしまいますが、注意していればたいていのトラブルは避けられます。ジャマイカ人はフレンドリーに話しかけてくることが多いですが、中には外国人を狙った犯罪に手を染めている人もいます。
スラムエリア(ダウンタウン地区)には近寄らず、また、夜間に徒歩で移動することも避けるべきです。近年、日本人女性が暴行された例も報告されています。
観光案内詐欺・トラブル事例
キングストンでハーフ・ウエイ・ツリーを歩いていたところ、フレンドリーな地元の若者に話しかけられ、歩きながら話しているうちに町を案内してくれるということになり、ついて行った。数カ所ガイドしてもらった後、ダウンタウンのバーに入ったところで突如、高額なガイド料を請求された。
案内しているうちに若者の友人も加わり、また逃げようにも行き場がわからず、止むなく支払うはめになったということです。案内の申し出を断っても執拗に言い寄ってくる場合は観光案内詐欺が始まる兆候だと思って、安全な場所に避難するなど対処してください。
お金の取り扱い・クレジットカード
ジャマイカドルへの両替は、日本円からはできません。米ドルを準備していくべきです。換金率は両替所、銀行、ホテルの順で悪くなります。路上の闇商人はリスキーです。
街中ではクレジットカードを使ってATMでキャッシングをすることもできますが、ATMは犯罪防止のため、一日の取り扱い金額に制限がありますので、注意が必要です。また、クレジットカード会社がJCBの場合、使えないことがあります。旅行前に他のメジャーなカード会社のクレジットカードを作っておくことを強くおすすめします。
交通手段について
市内の移動はタクシーかバスになります。バスはスリの危険があるのでタクシーを使うのが無難です。タクシーには正規のものと無認可の白タクがあり、どちらも料金は交渉制です。配車アプリでは”uber”と”easy taxi”が主要都市で使えます。
その他、ジャマイカにはタクシーの種類として、バスのように路線が決まっていて乗り合いの「ルートタクシー」というものもありますが、慣れない観光客は使用する機会はないでしょう。
長距離移動の手段としては、飛行機と長距離バスがあります。国内線はエア・ジャマイカ等があり、長距離バスは外国人にはナッツフォードエクスプレスという会社のバスが最も利用されており、オンライン予約もできます。庶民はミニバスを使ってます。
キングストンの治安について
2010年にはギャング団「シャワーパシ」のリーダーの逮捕作戦に伴い非常事態宣言が出るほどでしたが、現在は当時と比べれば落ち着いています。しかし、全般的に治安が良い方ではありません。女性の外出は特に気を付けてください。
ノーマン・マンレー国際空港から市街へはタクシーで行きます。”JUTA TOURS”という会社の定額制のサービスがよく利用されています。
キングストンのエリア別危険度
- 危険度3 ハーフ・ウエイ・ツリー、ホープロード、トラファルガー通り、ニューキングストン
- 危険度4 スパニッシュタウン、ダウンタウン
- 危険度5 トレンチタウン、ダナハム・タウン、オリンピックガーデン、カッサバピース、チボリガーデン、アーネットガーデン、マウンテンビュー
モンテゴベイの治安について
モンテゴベイはモーベイとも呼ばれます。国際的リゾート地のため外国人観光客が滞在するホテルエリアは基本的に安全で、かつ米ドルがそのまま使えます。サングスター空港から市街へは1kmほどしか離れていませんが、タクシーかバンのサービスで行くのが一般的です。ダウンタウンはキングストンほどではないものの、
モンテゴベイのエリア別危険度
- 危険度3 ホテルエリア(北海岸)
- 危険度4 ダウンタウン(ノーウッド、クレイバーストリート、ハートストリート、ローズハイツ、カンターベリー、フランカーズ、ソルトスプリング、マウントセーレム)
(参考)
外務省・安全対策基礎データ
ジャマイカ大使館