

韓国の治安 | 危険ランク |
---|---|
総合危険度 | ![]() |
殺人・強盗 | ![]() |
スリ・詐欺 | ![]() |
ソウル | ![]() |
釜山 | ![]() |

- 韓国の民族差別について
- 北朝鮮とは休戦状態
- 観光に関すること
- 観光客が注意するべきこと<
- 押し売りについて・犯罪事例
- お金に関すること・両替とクレジットカード
- 交通手段について
- ぼったくりタクシーについて・犯罪事例
- 危険な時期について
韓国の民族差別について
しかし、隣国同士によく見られるように、日本と韓国もやはり対立する国民感情を持つ傾向にあり、特に慰安婦問題や領土問題といった政治的な話題ではぶつかりがち。旅行中は当然ながらアウェーですので、自分に政治的な主張がもしあったとしても胸にしまっておいてください。特に、歴史的な観光名所はほとんどすべてが日本によって侵略された形跡であることは、渡航前にあらかじめ知っておいてほしいところです。ちなみに民族差別については、旅行中に日本人だからといってひどい扱いをするような人には普通、滅多に出会うことはありません。
北朝鮮とは休戦状態
韓国は常に北朝鮮の脅威と向き合ってきた経験から、治安対策に非常に力を入れています。北朝鮮とは依然として休戦状態ですが、国内は旅行者が特にそれに意識する必要がないほど落ち着いていますし、国境のDMZ(非武装地帯)も観光ツアーの定番スポットのひとつになっています。また、韓国はシンガポールと並び、21世紀に入ってテロが起きていない国のひとつでもあります。ただし近年、国内政治情勢が都市部では大型のデモが度々起きていますので、デモには近づかないようにしてください。
観光に関すること
ネトウヨの影響か、日本語で検索するとネット上には「韓国は治安が悪い」という情報が山ほど見つかりますが、実際のところ特に問題ありません。心配な方は英語で検索してみると、そのような記事は少数派だということがわかります。
観光客が注意するべきこと
観光客が遭遇する事件の多くは軽犯罪で、スリや置き引きなどは注意していればある程度予防できます。口の開いたバッグは使わない、財布はスボンのポケットに入れないといった基本的なポイントを守り、人の多いところでは身の回り品から目を離さないようにしましょう。夜の一人歩きにも注意が必要なのは、外国では当然です。
一方、性犯罪件数は増加傾向にあると言われています。韓国の統計では強姦(レイプ)だけでなく痴漢やセクハラも一緒くたにしてあり、また、このような犯罪は親告罪といって被害者が名乗り出ないと立件できませんので、報告件数イコール発生件数というわけではありません。外国人への性犯罪では、飲酒、特に泥酔後に犯行におよぶケースが報告されていますので、楽しい時間も羽目を外し過ぎないことが肝要です。
押し売りについて・犯罪事例
ソウルの明洞で、試供品をくれるというのでもらってみたら、強引な営業でどんどんお店の中へ引き込まれてしまい、買いたくもなかった化粧品を買わされてしまった。
少し日本語ができるだけの店員なのに、営業となるとペラペラと売り込んでくるのが韓流。さらに、都合の悪いことは分からないといった風に聞き流す。日本人は断り切れず購入してしまう人も多数いるためそれに味を占めた戦法です。「めんどくさいからひとつだけ」買ってあげようと思っても、ひとつでは済まなくなってしまいがちですので、最初から毅然とした態度で「ノー!」と言うと心に決めておけば、しつこい営業も怖くありません。
お金に関すること・両替とクレジットカード
韓国の通貨はウォンで、現地で両替した方がレートがよいです。なお現地での両替の際には、どこでもパスポートの提示が必要です。韓国は小さなお店を除くほとんどの場所でクレジットカードも使用でき、ATMを使ったキャッシングも便利です。カードを持っておけば多めに両替しておく必要がなくなるので、旅行前に一枚準備しておくことをおすすめします。海外でクレジットカードを使用するのが心配な人も最近は、残高の範囲でしか買い物できないデビットカードやプリペイドカードといった選択肢があります。
韓国では一般的にチップの習慣はありません。韓国の買い物事情については、日本で見られるようにポイントカード(メンバーズカード)制をとっている店がたくさんあり、韓国人はこれを駆使してショッピングをしています。外国人も会員登録が可能ですが、短期滞在の観光客だと外国人登録証がないのでできません。
韓国のカード利用は国策
韓国では、カードを使っていれば一定の所得控除が受けられたりする制度があり、このことも利用促進に一役買っています。カードの普及は国策で、そのためスキミング対策も厳重に行われていると考えて間違いありません。
交通手段について
韓国では主要都市間を鉄道や高速バスが結んでいて、各都市内にはバスの他に地下鉄やモノレールなどがあり、移動手段は日本と同様です。
タクシーに関しても基本的に日本と同様でメーター制ですが、細かく分けるとバリエーションが豊かです。まず、普通のタクシーがあり、次に「模範タクシー」という高級サービス、そして団体客向けの「ジャンボタクシー(大型タクシー)」があります。首都ソウルでは、「インターナショナルタクシー」という、外国語が話せる運転手がいる外国人向けサービスもあります。
さて、まぎらわしいことに、類似のサービスで日本にはない「コールバン」という乗り物がありますが、こちらはメーター制ではなく交渉制。中にはわざとジャンボタクシーのように見せかけているものもあり、混乱のもとになっています。間違えて乗ってしまわないよう、気をつけましょう。
最後に、配車アプリですが、韓国で圧倒的なシェアをとっているのは「カカオタクシー」ですが、登録に韓国の携帯電話番号が必要なため、残念ながら観光客には不向きです。
ぼったくりタクシーについて・犯罪事例
ソウル市街でタクシーに乗ったところ、「○○ウォンでどうだ」と金額を言われたのでその通り支払ったが、降りた後しばらく経ってから相場の二倍もとられていたと知った。
残念ながら、ソウルなどでは時おり違法な白タクも散見されます。白タクはわざとタクシーに似せていてもTAXIとは書かれていなかったり、あるいは正規のタクシー車両でも偽運転手を使った違法営業の場合もあります。正規のタクシーはメーター制ですので、あやしいと思ったら見送って他のタクシーを探してください。
危険な時期
季節によって危ないわけではありませんが、反日デモなどが比較的起こりやすいのは次のような抗日記念日といえます。
- 3月1日「三一節」 独立運動の日です。特にソウルのタプコル公園に注意してください。
- 8月15日「光復節」 日本の終戦記念日は韓国にとっての解放記念日です。
参考:外務省・安全対策ページ