コタキナバルの治安

コタキナバルの治安と町
治安アドバイザー
危険なエリアやトラブルはかなり限定的。事前準備でトラブル対策はバッチリ。
コタキナバルの治安 危険ランク
総合危険度 rank2(2/5)
フィリピノ・マーケット rank3(3/5)
中央ビジネス地区 rank2(2/5)
タンジュンアル、トゥアラン、トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園、市立モスク rank2(2/5)

マレー語で「コタ」は城塞あるいは町という意味で、コタキナバルは言ってみればキナバル町です(略称は”KK”)。人口50万人程度の小じんまりとした町で、中心部は歩いて行けるぐらいの大きさしかありません。非常に平和な町で、テロの標的となるような商業施設も少ないです。

市内には「フィリピノ・マーケット」市場に代表されるように、フィリピンからの移民も多いわけですが、ここではマレー語を話しますので外国人にはなかなか見分けがつきにくい。というのは、今でこそ国境によって行き来が管理されるようになってきたものの、民族的にフィリピン南部とボルネオ島北部は重なる部分が多いのです。

コタキナバルの治安とトラブル

コタキナバル周辺は、民族構成の違いからマレー半島よりはイスラム色が若干薄く、キリスト教徒の比率が高いと言われています。ただ、そうは言ってもやはりマレーシア領内ですので、観光客はマレー半島と同様に、イスラム教のタブーを最低限意識しながら行動すべきです。

編集部
  • コタキナバル国際空港からの移動について
  • 観光地の治安とトラブル
  • ・サビ島の治安とトラブル
  • ・キナバル山で注意したいこと
  • ・キナバル山のトラブル事例
  • 領土問題と武装集団
  • コタキナバルから陸路での移動について
  • コタキナバルの危険度・エリア別(1-5)

コタキナバル国際空港からの移動について

コタキナバル国際空港から市街までは、タクシーのほかにエアポートバスもあります。ただしバスは夜間の運行がありません。タクシーは定額制で、深夜は料金が二倍になります。

観光地の治安とトラブル

コタキナバルは、観光地が限られている為、事前に情報収集しておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。

サビ島の治安とトラブル

シュノーケリングやパラセーリングが楽しめるサピ島をはじめとする島々は、全部合わせて「トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園」という名前になっています。ビーチには海で遊んでいる間に貴重品を預かるようなところがありませんので、複数の人数で行くか、またはツアーで行くかしないと置き引きのリスクがあります。

これらの島々へ渡る波止場「ジェッセルトン・ポイント」では、個人のボートによる客引きが報告されています。トラブルの元になりかねませんので、登録会社の船を利用しましょう。

フィリピノ・マーケットの治安とトラブル

生活雑貨だけでなく民芸品等もある場所で、夜になるとローカル風食べ物屋台でもにぎわいますが、人が多いのでスリには注意。また、上述の個人ボートの勧誘はフィリピノ・マーケット付近にもいます。

キナバル山で注意したいこと

観光の最大の目玉である世界遺産のキナバル山は標高が4,095mで、富士山よりも高いです。登山は一泊以上になり、宿泊の手配が登山許可証発行の条件となっています。登山にあたっては、山岳ガイドもつけなければいけません。
一方、自然公園内のショートコースを気楽にハイキングするだけなら公園の入場料しかかかりません。その場合、暗くなるとバスやミニバス(乗り合いバン)がほとんどつかまらなくなるため、タクシーを出口で待たせているのでもない限り昼過ぎには帰りの支度をした方がいいです。

キナバル山のトラブル事例

キナバル山登山の最中に高山病にかかった。

高山病は標高2,500mを越えたあたりから頭痛などの症状が出始めることで知られていますが、人によってはもっと低いところからかかり得ます。症状が出やすい人は生まれつきの要素が強いと言われていますが、もちろん寝不足などで体調が悪いとかかりやすくなります。

一番の対策は原因となっている高度を下げることですが、せっかくお金をかけて登山をしているのに、もったいない。高山病に効くとされる薬はダイアモックス等がありますが、手にしびれが出るなどの副作用もありますので、医師の処方が必要です。

他の対策としては、とにかくゆっくりと高度を上げて慣らすこと。それから水分をこまめに補給して、排泄することです。

コタキナバルから陸路での移動について

コタキナバルからブルネイ方面に行くのには問題がありません。ボルネオ島の中で治安が悪いのは、フィリピン側に位置する東海岸に限られています。この海岸線沿いはフィリピンの反政府勢力がたびたび越境して来るところで、2013年にマレーシア軍との戦闘が起きた他、近年は毎年、ラハ・ダトゥ、サンダカン等の町で過激派による身代金目的の誘拐事件が発生しています。

領土問題と武装集団

あえて危険なエリアに渡航する人は少ないと思いますが、かつてボルネオ島東北部に影響力を持っていた旧スールー王国はフィリピンの一部となりましたが、実は、マレーシア政府は今でも毎年、この王国の元王族に5300リンギットを支払っています。そして、これが購入代金の分割払いなのか租借料なのか、解釈の食い違いがあり、国際問題になっています。

ボルネオ島東北部はその歴史的経緯からフィリピン政府も一応、領土を主張していますが、実際には両国の関係を重視して、問題を表面化させないようにしています。ところが、2013年にボルネオ島東海岸にフィリピン国籍の「スールー王国の末裔」を名乗った武装集団が侵入し、マレーシア軍に撃退されるという事件がありました。死を間近に控えた元王族が自分たちの東海岸における歴史的正当性を主張して起こした行為でした。

コタキナバルの危険度・エリア別(1-5)

危険度2 中心部(中央ビジネス地区)、タンジュンアル、トゥアラン、トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園、市立モスク
危険度3: フィリピノ・マーケット

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA