ラパスの治安

ラパスの治安総合ガイド
治安アドバイザー
やはりボリビア。観光客を狙った犯罪が多発しています。
ラパスの治安 危険ランク
総合危険度 rank4(4/5)
セントロ、泥棒市 rank4(4/5)
エルアルト市 rank4(4/5)
カラコト、ソボカチ rank3(3/5)
ミラドールキリキリ rank3(3/5)
編集部
  • ラパス市の治安と危険情報
  • 高山病対策にコカの葉が有効
  • エル・アルト国際空港からの移動について
  • 市内の移動について
  • 偽警官による犯罪事例
  • 観光客を狙った犯罪について
  • 首絞め強盗による犯罪事例
  • 宿泊で注意すること
  • エリア別・危険度まとめ

ラパス市の治安と危険情報

海抜3650メートルに位置するラパスは世界で一番高いところにある首都と言われています(憲法上の首都は古都スクレですが、死文化していますので気にする必要はありません)。「ラ・パス」はスペイン語で「平和」を意味しますが、残念ながら今のところ完全に名前負けしています。

ラパスでは、低地に行けば行くほど治安が良くなります。逆に、「世界一高い空港」のある海抜4,000mの隣町エルアルトは非常に治安が悪いため、旅行者はうろうろしない方が良いです。

高山病対策にコカの葉が有効

高山病対策の方法がいくつかある中で、ボリビア、エクアドル、ペルーなどのアンデス諸国ではコカの葉のお茶やキャンディがお店で売っています。コカインの原料となるコカですが、その葉自体はこれらの国では合法。ただし日本国内への持ち込みは禁止されていますので、お土産には不適です。

エル・アルト国際空港からの移動

エル・アルト国際空港から市街へは、タクシーが一般的です。コレクティーボと呼ばれるバスもありますが、荷物のスペースがないのと盗難に遭うリスクがあり、おすすめしません。

タクシーには、登録されたラジオタクシーと個人が勝手にやっている白タクがあります。ラジオタクシーの場合は運転手が許可証を持っているのと、車体に電話番号が書いてあるので容易にわかります。どちらも料金は交渉制で、料金を事前に合意したのに支払う段になってつり上げようとしてくることがあります。引き下がらず、合意した額を主張し続けてください。

市内の移動について

市内の主要エリアはバスが運行しています。バスは、大きさによって「ミクロ」や「コレクティーボ」などと呼び分けられています。車内での携帯電話などを狙ったスリには注意が必要です。

利便性とセキュリティを考慮すると、タクシーの方が断然便利です。ラジオタクシーはホテルで呼んでもらうことができます。その他に、配車アプリでは、“uber”、”Celutaxi”のサービスがラパスでも最近始まりました。

豆知識・ラジオタクシーの運賃相場

使い勝手があまりよくありませんが、ラジオタクシーの運賃を知るのにラパス市が作成した以下のウェブページを使う事ができます。
ラパス市の運賃相場

<使い方>

  1. “Marcar punto”で地図上で始点と終点を設定します。
  2. “calcular tarifa”で計算します。

偽警官による犯罪事例

セントロ(旧市街)で白タクに乗って移動中、警察官がやってきて乗りこみ、荷物を検査するから見せろ、と言われ従った。後で、所持品の一部が盗まれていたことに気付いた。

もちろん警察官は偽物で、そして運転手も共犯だった可能性が高いです。ラパスでは、このような偽警官による外国人観光客の被害が相次いでいますが、たいていは逃げにくくするために共犯者がいます。町を歩いているときにも、身分証明を見せろ、車に乗れ、などと言ってくる可能性がありますが、パスポートは渡さずにコピーを見せる等しながら折を見て助けを呼んだり逃げたりしてください。

観光客を狙った犯罪について

ラパスは観光客狙いの泥棒が非常に多いと考え行動してください。ブエノスアイレスと同様の手口によるケチャップ強盗や、背後から首を絞めて失神させた後に荷物を奪い取る首絞め強盗など、悪質な手口が多数報告されています。

首絞め強盗による犯罪事例

夕方、ホテルのあるソポカチ地区を歩いていたとき、突然後ろからすごい力で羽交い絞めにされ、さらに首を絞められて失神した。すぐに起きたが、既に貴重品一式が盗られた後だった。

首絞め強盗は、基本的に一人で行動している旅行者を狙います。単独犯でなく複数が役割分担をしながらターゲットを狙うことが多いようです。首絞め強盗は昼間でもおかまいなしに起きます。また、周囲に通行人がいても誰も助けてくれません。なるべく徒歩での移動を控え、また歩くときは頻繁に周囲を確認すると、警戒していることを発信できるので予防に効果があります。

ケチャップ強盗による犯罪事例

泥棒市を友人と観光中、友人が「今、なにか背中についた」と言った。見ると、臭くて白い液体が付いている。まもなく女の人が声をかけてきたが、ケチャップ強盗ということがわかっていたので早足でその場を離れた。

液体をかけられてもすぐに逃げ出せば、不愉快なだけで終わります。南米ではジャケットは消耗品だと思って、安物を使った方がよいでしょう。

宿泊で注意すること

高級ホテルでは、高山病対策として酸素ボンベを常備しています。

ホテルの中でも、貴重品の管理には気を付けてください。部屋の中は、ベッドメイキング等で人の出入りがありますし、また一部の安宿では泥棒が入ることがあります。

セントロの安宿での犯罪事例

セントロの安宿にチェックインし、観光している間に部屋の中に置いておいた荷物が荒らされ、パソコンが盗まれてしまった。

当初、受け付けのスタッフからは勘違いではないか?というような対応をされたが、スーツケースの外側には開けようとした傷跡も残っており、何者かが部屋に入って盗んだのは間違いない。すぐに宿を替えるため、レセプショニストに「返金しないなら旅行サイトにこのことを全部書いてやる!」と脅して、ようやくキャンセルさせることができたそうです。

エリア別・危険度まとめ

  • 危険度3 カラコト、ソボカチ、ミラドールキリキリ
  • 危険度4 セントロ、泥棒市、エルアルト市

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