リマの治安

リマの治安総合ガイド
治安アドバイザー
観光客が狙われる! 犯罪事例をしっかりと確認して、手口を覚えておきましょう。
リマの治安 危険ランク
総合危険度 rank4(4/5)
セントロ rank3(3/5)
中央市場、リマ市北部 rank3(3/5)
サンクリストバルの丘周辺 rank4(4/5)
カヤオ特別市 rank5(5/5)
編集部
  • リマの現在とカヤオ特別市について
  • 日本人旅行者が鞄を強奪される
  • ホルヘ・チャベス国際空港からの移動について
  • セントロでの犯罪事例
  • 市内移動の際のアドバイス
  • 連節バスでの犯罪事例
  • 観光で注意したいこと
  • 観光での犯罪事例
  • サンクリストバルの丘はかなり危険
  • エリア別・危険度まとめ

リマの現在とカヤオ特別市について

リマ市に隣のカヤオ特別市を合わせた「リマ首都圏」は1100万の人口を持ち、ペルーの人口の実に分の1が集中する大都市です。歴史地区であるセントロは世界遺産に登録されていますし、空路でマチュピチュを訪れる際にまずリマを経由する必要があるため、海外からの観光客も多く訪れます。

リマの国際空港はリマ市のすぐ隣のカヤオ(カジャオ、カリャオ)特別市に位置していますが、このカヤオは殺人事件等の凶悪犯罪が多発していたため、2015年末から2016年10月にかけて非常事態宣言が発令されていました。

日本人旅行者が鞄を強奪される

2016年9月29日午前9時頃,邦人旅行者がカヤオ市ロス・バラコネスを散策中,見知らぬ男が近づいてきて,持っていた鞄を強奪された。

在ペルー日本大使館ウェブサイト

カヤオは国内最大の港がありクルーズ船も寄港するようなところなのですが、現在でも比較的治安が悪いと思われますので、うろうろしないで空港からまっすぐリマに向かうのが得策です。

ホルヘ・チャベス国際空港からの移動について

カヤオに位置するホルヘ・チャベス国際空港から市街へは10キロほど離れており、空港リムジンタクシー、一般のタクシー、市バスで行くことができます。一般のタクシーはエリア毎に定額のグリーンタクシーと、空港の外で客待ちしている流しのタクシーがあります。

セントロでの犯罪事例

タクシーでセントロ通過中、歴史的建築物の近くで信号待ちになったので車の窓を開けて写真を撮っていたところ、いきなり外からひったくりにあった。

タクシーに限らず、乗り物に乗っているときは油断しないでください。滅多にあることではありませんが、窓が割られて物を盗られる「窓割り強盗」という手口もリマでは知られています。万が一に備えて乗車時にドアをロックすることも習慣づけておきたいものです。

市内移動の際のアドバイス

市内の主要エリアは「メトロ」(高架電車)、一般的にBRTと呼ばれる連節バスの「メトロポリターノ」、市バスが路線運行しています。慣れればそれなりに便利ですが、車内でのスリも発生するため、観光客はタクシーを利用する方が無難です。リマでは配車アプリの”cabify”、”uber”が使えます。

連節バスでの犯罪事例

ラッシュ時にメトロポリターノを利用したところ、下車時にバッグの下部が切り裂かれているのに気付いた。

一般的に、バス等は短期滞在の外国人は利用しません。車内が混んでなくとも、利用する際は車内でスマホを出したりしないようにしましょう。安いからという理由で利用したメトロポリターノでスリに遭ってしまっては本末転倒です。

観光で注意したいこと

観光客の中にはアンデスの民族衣装風の服などを好んで買って着たりする人がいますが、インディヘナ(原住民系)ではない地元メスティーソ(混血)の人は基本的に着ませんので、遠くからでも外国人だとわかってしまい、危険が増します。

観光での犯罪事例

中央市場を歩いていたら、突然2人組の男に羽交い絞めにされ、カバンだけでなく身につけていた腕時計まではぎとられてしまった。

最近は治安が良くなってきていますが、念のため観光に行く前に貴重品はホテルに預けて行くべきです。他にも、ペルーではボリビアやアルゼンチンほどではないにせよいわゆる「ケチャップ強盗」の手口もよく報告されており、たくさんの観光客が泣かされています。

サンクリストバルの丘はかなり危険

リマではリマック川等の川沿いを中心に、ブラジルの「ファベーラ」と同質のスラム「バリアーダス(非合法街区)」が広がっています。基本的に観光客が誤って立ち入ってしまうおそれはありませんが、リマ市街が一望できる観光地「サンクリストバルの丘」だけは、周辺がバリアーダスのため、非常に治安が悪いです。バスツアーかタクシーで行くことをお勧めします。なおタクシーの場合、観光している間、待機してもらうよう交渉しておかないと、帰りが大変になります。

サンクリストバルの丘での犯罪事例

昼間にサンクリストバルの丘まで歩いて登っている途中、ナイフを持った少年から強盗に遭った。

バリアーダスの中を外者、特に外国人が歩いていればなおさら非常に目立ちます。はじめは「Dáme un sol.(1ソルくれ)」と言って近づいて来て、間合いがせばまったときにナイフを出して脅されたそうです。このように強盗に遭ってしまった場合でも、抵抗せずに金目の物を渡せば、南米の場合はたいてい傷つけられることなく解放してもらえます。なお、相手も興奮していますから、犯人を刺激しないようにあやしまれるような動作をとったり、犯人の顔をあまり見ない方がよいです。

エリア別・危険度まとめ

危険度2 ミラフローレス、サンイシドロ、バランコ
危険度3 セントロ、バリオ・チノ(中華街)、中央市場、リマ市北部
危険度4 カヤオ(カジャオ、カリャオ)市、サンクリストバルの丘周辺

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