

ムンバイの治安 | 危険ランク |
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総合危険度 | ![]() |
コラバ地区、フォート地区、ダラヴィ地区 | ![]() |
マラバールの丘、エレファンタ島 | ![]() |
ジュフ・ビーチ、マリーンドライブ | ![]() |

- ムンバイのテロについて
- チャトラパティ・シヴァージー国際空港からの移動
- 空港からタクシーに乗ったらトラブルに
- 市内の移動について
- 危険な時期
- 女性なら性犯罪に注意
- 観光するなら知っておくこと
- 地域別・危険度ランキング
ムンバイのテロについて
ここ数十年だけでも、ムンバイでは100人以上が死亡するテロが1993年、2006年、2008年に起きています。一番最近の大規模テロである2008年11月の「ムンバイ同時多発テロ」では、世界遺産でもある超多忙な鉄道駅チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅、5つ星のタージマハル・ホテルなどが爆破等され、170人程度が亡くなっています。
実はムンバイは島で、その西部はアラビア海に面しています。歴史的に中心はフォート地区、その南に経済の中心であるコラバ地区があります。マラバールの丘は、高級住宅街です。
チャトラパティ・シヴァージー国際空港からの移動
ムンバイのチャトラパティ・シヴァージー国際空港から市街へは、エアポートメトロ(地下鉄)、プリペイドタクシー、普通のメータータクシーで行くことができます。プリペイドタクシーは、チケット売り場の職員が白タク(無許可のタクシー)運転手と結託していたり、目的地でないところへ連れて行ったりという事件が度々起こっています。タクシーのチケットは目的地に着いてから渡すようにしましょう。移動は、ホテルの送迎サービスを使うのが最も安全です。
空港からタクシーに乗ったらトラブルに
空港からタクシーに乗って市街に向かう途中、タクシーのメーターが止まってしまった。それを運転手に言うと「問題ない」とのことだったが、あとで相場よりもかなり高い額を請求してきた。
たとえGPSを使って無駄に遠回りしていないかチェックしていても、このようなトラブルはなかなか避けにくいです。ぼったくりに対抗するために、移動の前にあらかじめ相場を調べておきましょう。また、もめているとすぐに地元のインド人が集まってきますが、ここでアピールする力が弱いと「今回はこのぐらい払っておけ」といさめられ、結局多めに払うはめになりかねません。英語力だけでなく、プレゼンの力が問われます。
市内の移動について
市内の主要エリアにはメータータクシーのほかに、近郊鉄道、モノレール、メトロ(地下鉄)やBESTバスという名前の路線バスで行くことができます。近距離の移動で使うリキシャは、ムンバイでは外国人相手のぼったくりはひどくありません。また、英語ができる場合は、現地でSIMカードを購入した上で配車アプリに登録し使うという方法もあります。配車アプリは隆盛で、”uber”と”ola cab”などがあります。
危険な時期
ムンバイに限りませんが、例年3月ごろに開催されるヒンドゥー教の春祭りであるホーリー祭は非常に混雑するだけでなく、色粉や色水を誰彼かまわずかけまくることで有名です。色粉は化学染料粉であることもあり、大量に付着すると皮膚のトラブルになる場合もありますので十分に気を付けてください。また、お祭り気分で羽目を外し過ぎる現地人もいますのでこの時期は犯罪にも特に注意が必要です。
女性なら性犯罪に注意
インドの中では比較的治安が良い方とされるムンバイですが、やはり女性を襲う事件が報告されています。特に2013年には、男性同僚と一緒にコラバ地区で撮影をしていた女性写真家が、男性グループによってレイプされる事件、また欧米人女性がインド人男性から1か月半にわたってストーカー行為を受けたりといった事件もありました。これらは犯人を特定できたために事件として表ざたになりましたが、氷山の一角に過ぎません。
観光するなら知っておくこと
世界遺産にも登録されているチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅はインドで一番多忙な駅だと言われています。スリや置き引きに気を付けましょう。人通りの多いところはテロの標的になりやすく、2008年に駅構内で爆弾テロが起きたことは上に述べたとおりです。
街中では外国人を狙った不審者を相手にしないこと、犬に気を付けることのほか、最近増えている「チェーン・スナッチング」と呼ばれる、電車の車内などで身につけている装飾品をひったくる犯罪があります。移動中には引きちぎられるような装飾品は身に着けないことはもちろん、貴重品をズボンのポケットに入れたりしないでください。電車車内では、鞄を開けられないために前方に抱えておくようにしましょう。
ムンバイには、アカデミー賞受賞映画「スラムドッグ・ミリオネア」上の舞台となった最大のスラム「ダラヴィ(Dharavi)」があり、個人でも訪れることはできます。
ドービーガート(ドービーと呼ばれる洗濯人カーストのエリア)は、中に入ろうとすると通行料と案内料を要求されますので、マハラクシュミ駅陸橋上から眺めるだけにしておくのがよいです。なお、通行料等は交渉次第です。
地域別・危険度ランキング
危険度3 | コラバ地区、フォート地区、ダラヴィ地区 |
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危険度2 | マラバールの丘、エレファンタ島、ジュフ・ビーチ、マリーンドライブ |