パラオの治安総合ガイド

パラオの国旗
治安アドバイザー
日本人に関する事故などのトラブルは海に関するものが中心。
パラオの治安 危険ランク
総合危険度 rank2(2/5)
殺人・強盗 rank1(1/5)
スリ・詐欺 rank2(2/5)
コロール島,バベルダオブ島 rank2(2/5)
アンガウル島,ペリリュー島 rank1(1/5)
フィリピンの東、太平洋ミクロネシア地域にあるパラオは、グアムやサイパンと並んでダイバーにはよく知られた美しい海を持つ国です。人口が2万人程度と非常に少なく、近年は中国人を中心に人口の10倍規模の観光客を受け入れており、経済も好調で治安は非常に良いです。非常に小さい島国のため、テロの兆候もありません。

パラオ人は日系人が多く、また日本の委任統治領だった時代に基本的なインフラが整備されたことなどから現在まで大変な親日国です。現地語のパラオ語には日本語起源の外来語が大量にあり、日常的に使用されています。

編集部
  • 観光客と治安について
  • ダイビングでのトラブル事例
  • 減圧症とはなにか
  • サーフィンツアーでの事故
  • お金に関する基礎知識・両替とクレジットカード
  • 交通手段について
  • レンタカーのトラブル事例
  • 夜間外出制限はしっかり守ろう
  • 薬物・麻薬は違法

観光客と治安について

英語が公用語なので、現地では英語が通用します。コロールなど繁華街は徒歩で移動しても問題ありません。マリン・アクティビティに、関してはツアーでしか訪れることができない場所がほとんどで、たとえば世界遺産である「ロックアイランドと南のラグーン」はコロール島からペリリュー島までの間にあり、旅行代理店のオプショナルツアーで行きます。ですから、単独で行動する機会はあまりありません。

パラオでの観光は戦跡関連以外では、サーフィンやシュノーケリング、スキューバダイビングなどのマリンスポーツが中心です。そのため、パラオで報告されている日本人に関する事故などのトラブルは海に関するものが中心です。死亡者は、年間3万人の観光客に対し1名程度と、極めて少ないですがゼロではありません。

ダイビングでのトラブル事例

あまり経験のないダイバーが、潜った後パニックのサインを出し、すぐにガイドと浮上したが、心拍停止になってしまっていた。

水中で不安により、心臓発作が起こってしまったとされています。ダイビングの事故で困るのは自分ですから、お金を払っているからといって無理はせず、また調子の悪い等心配があったら事前にガイドに相談しましょう。

減圧症とはなにか

ダイビングのリスクのひとつ、減圧症。ライセンスを持っている人には常識ですが、疲労がたまっているときや睡眠不足、酒気を帯びた状態での潜水は非常に危険です。また、潜水後は飛行機搭乗はもちろん、飲酒、激しい運動、熱いシャワー・入浴は控えましょう。

サーフィンツアーでの事故

2012年、コロールから40分ほど南にあるゲロン島周りでサーフィン・ツアーに参加していた日本人男性が行方不明になり、数時間後に遺体が発見された。

これは、パラオで初のサーフィンツアーでの事故と言われています。死亡とまではいかなくても、万一パラオで治療を受けることになった場合、医療費は高額になり得ますから治療費がカバーされる海外旅行保険に必ず入っておくようにしましょう。

お金に関する基礎知識・両替とクレジットカード

パラオの通貨は米ドル。現地よりも日本で両替しておくのが無難です。現地では銀行やホテルで両替することになります。クレジットカードを使ってATMでキャッシングをすることもできますが、ATMが故障していることもあるので予備的な使用に限定することをおすすめします。また、クレジットカードはパラオでは多くの店でJCBも使用できます。

また、パラオでは基本的にチップの習慣はありません。

交通手段について

パラオでは、流しのタクシーは少なく、タクシーはホテルやレストランで呼び出して乗ります。メーターはありませんが、不当な料金をふっかけられることはまずありません。深夜は割増になります。

観光客はツアーが多いのでパラオ国際空港でタクシーはほとんど見かけません。事前に手配できていない場合、宿泊ホテルに連絡するか送迎会社のサービスを使うことになります。

また、シャトルバスはパラオパシフィックリゾート、パラオロイヤルリゾートおよびコロール間を運行していますが、夕方のみです。

島内は、レンタカーを使って観光することもできます。パラオの運転マナーは比較的良く、車上荒らしも少ないので安心して利用できます。レンタルバイクで自転車を借りることもできます。

レンタカーのトラブル事例

レンタカーでの周遊後に申し込んでいるツアーの予約がある旨をレンタカー会社に伝えると「車をホテルに置いて、キーはフロントに預けておけば取りに来きます」というので、来てもらうことにしたところ、翌日にホテルに同じレンタカー会社から連絡があり、車にキズがあるので補償しろという。

レンタカー会社が保険に加入していなかったり、または入っていた場合でも500ドル以上のキズ・故障でないと使えないなどあり、比較的少額をレンタカー会社により催促される事案が報告されています。返却時は双方立ち会いのもとでないと、こうしたリスクが発生します。また、レンタル時には携帯電話のカメラ等で撮影しておくといざと言うときに抗弁の材料になると同時に、担当者に自分が抜け目ない人間であることを印象付けることができますのでオススメです。

夜間外出制限はしっかり守ろう

パラオには外出制限があり、コロール州においては18歳未満の未成年は法定代理人の管理責任の下21歳以上の同行者がいる場合を除き午後10時から翌朝6時まで外出が禁止されています。

薬物・麻薬は違法

パラオでは、地元の人の間でマリファナ等に対する考えが緩い傾向があります。好奇心で手を出したりすると取返しのつかないことになりかねませんので、誘われてもはっきりと断るようにしてください。

(参考)
パラオ大使館
パラオ パラオ

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