スペインの治安総合ガイド

スペイン国旗

治安アドバイザー
スペインは魅力に溢れた国ですが治安は良くありません。特に観光客は注意しましょう。
スペインの治安 危険ランク
総合危険度 rank4(4/5)
殺人・強盗 rank3(3/5)
スリ・詐欺 rank4(4/5)
マドリッド、バルセロナ rank4(4/5)
セビーリャ、セゴビア、グラナダ、トレド、マラガ、バレンシア、サラマンカ、サンティアゴ・デ・コンポステラ、ジローナ rank3(3/5)
ヨーロッパの先進国はどこも移民が多いですが、中でもスペインはジブラルタル海峡を挟んだすぐ向かいにアフリカ大陸があること、さらに旧植民地のスペイン語圏中南米から移民が多く来ていて、犯罪の手口もそれらの地域とある程度共通点があるのが特徴です。

全体的な治安は良いものの、マドリッドやバルセロナ等の大都市はスリや置き引きにくれぐれも気を付けてください。場所としては公園や、到着してすぐの旅行初心者を狙う鉄道や地下鉄の駅などが代表的な要注意ポイントです。

次に言語は、英語はスイスやドイツのようには普及していません。観光業にかかわる人は英語ができる人が多いためホテル等では不自由しませんが、いざトラブルに遭った際には言葉の問題で困る可能性があります。若い人の方が英語が比較的よくでき、また大都市の方が英語は通じやすいです。

編集部
  • 観光で注意すること
  • 犯罪事例・町で話しかけられたら
  • 両替やクレジットカード、お金について
  • 犯罪事例・財布見せて詐欺
  • 買い物・ショッピングの注意事項
  • 犯罪事例・偽警官詐欺
  • 交通手段について
  • テロについて
  • 都市別危険度ランキングまとめ

観光で注意すること

いろんな国からの移民がいるとはいえ、やはりアジア人はまだまだ目立つ上、旅行者は荷物や動き方から簡単に見分けられてしまいます。特に観光客の多い大都市では、そのような外国人を狙った窃盗グループがおり、狙われたが最後、素人にはかわすことはできないような手口で襲ってきます。なるべく目立たないように工夫してください。

たとえば、歩くときキョロキョロせず、自分の荷物を気にしながら、あるいは周囲に怪しい人がいないか定期的に確認しながら歩いていれば、それだけで注意力があることをアピールでき、ターゲットになる可能性を減らせます。行先を確認するためにスマホを取り出す場合も、通りではなく周囲の安全が確保できるところで行うようにする、など小さい行動の積み重ねがトラブル防止につながります。

また、スペインではナイトライフが夜遅くに始まりますが、現地の知り合いも土地勘も乏しい旅行者は、あまり無理しないようにした方が無難です。

犯罪事例・町で話しかけられたら

スイスからバルセロナに特急で到着し、乗り換えて地下鉄に乗ろうとしていたら、さっそくスリに遭ってしまった。入国後30分以内だった。

具体的な手口としては、電車が来るのをベンチに腰かけて待っているとき、隣に来た人から知らない言葉で声をかけられます。そちらに気をとられているところに、逆方向から忍び寄った別の人がさっと荷物を担いで走り去る、というものです。公共交通機関では特に気をつけましょう。

両替やクレジットカード、お金について

スペインはEUの共通通貨ユーロを採用しています。ユーロは、日本国内で両替することができます。一般的に空港での交換レートは悪く、外貨両替ができる銀行や金券ショップの方が得です。現地の銀行は信頼できますが、表示されているレートでの両替とは別に手数料がかかることがあります(銀行によって違います)。

また、街中ではクレジットカードを使ってATMでキャッシングをすることもできます。ただしATMは操作が外国語なので、操作方法は事前に予習しておきましょう。

犯罪事例・財布見せて詐欺

バルセロナ市街を歩いていたとき、家族連れの車が近づいてきて道をたずねたあと、「どこの国から来たのか」などと話しかけられた。正直に日本だと答えると、興味を持っている風にいろいろなことを聞いてきた。最後に「日本のお金を見せてくれないか」などと言って財布を見たあと、お礼を言って去っていった。後で財布を見ると、お札が少しなくなっていた。

言葉巧みに財布を出させるだけでなく、自分の手に取って、その間に抜き取るという手口です。財布さえ出さなければ取られることがないのですが、よくよく注意していないとあれよあれよという間に話が進んでいってしまいます。相手は油断させるためにちゃんとした車に乗った家族連れのようにしていますが、気を許してはいけません。

買い物・ショッピングの注意事項

スペインではチップ(propina)の習慣がありますが、アメリカのように10-15%も置く必要はありません。5%程度でよいでしょう。なお、スペインではクレジットカードが普及しており、多くの店でカード払いができます。その際、伝票に書き込むことでチップもカード払いできます。

犯罪事例・偽警官詐欺

マドリッドで、旅行者風の人から道を聞かれそれに対応していたところ、複数の警察官がやってきて尋問を始めた。まず旅行者風の人を聴取し、その人は所持しているカードを出し、暗証番号も言ってしまう。次に自分の番になり、「暗証番号を言わないと逮捕するぞ」と脅された。

これは明らかに偽警察官です。警官バッジは旅行者には偽造かどうか判断することなどできませんから事情聴取には応じざるを得ませんが、暗証番号を聞くことは本物の警察(私服警官のこともあります)は絶対にしません。叫んででも逃げ出すべきです。

交通手段について

旅行者が使用する国内の代表的な交通手段は、飛行機、鉄道、トラム(近距離用の電車)、バス、タクシー、レンタカーです。配車アプリでは、mytaxiやcabify等があり、多少の英語が読めれば使えます。

長距離移動は飛行機、鉄道、バスがありますがどれも安全性の問題は特にありません。LCC(格安航空会社)ではブエリング(bueling)、ライアンエアー(ryanair)、イージージェット(easyjet)があります。周遊の場合はユーレール・スペインパスというスペイン国内の鉄道の乗り放題券、またヨーロッパ周遊のユーレイルパスも便利ですが、これらはスペインに来る前に購入しておかないといけません。

テロについて

近年のスペインでテロといえば、死者191名,負傷者1,800名以上を出した悲惨なマドリード列車爆破テロ事件が思い出されます。朝の通勤時を狙った同時多発テロで、犯行はイスラム過激派によるものとされています。この事件以降、スペインはテロ対策に非常に力を入れていますが、移民が多いお国柄、フランス等と同じように再びテロが起きる確率は十分にある、と言われています。

一方、国内の過激派組織では「バスク祖国と自由」(ETA)が長年活動をしていましたが、2009年以降はテロ事件を起こしておらず、2010年には武装闘争の停止発表もあり非常に落ち着いています。

都市別危険度まとめ

危険度3 セビーリャ、セゴビア、グラナダ、トレド、マラガ、バレンシア、サラマンカ、サンティアゴ・デ・コンポステラ、ジローナ
危険度4 マドリッド、バルセロナ

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